
この冬初めての雪が降りました。
今日は記念すべき現場縄張りの日。
明日の地鎮祭を終えて、新月いよいよ現場スタートです。
今回設計に携わらせて頂いたのは、南小国町の 山鳥の森オートキャンプ場温泉棟。3年前、たねもしかけも初めての住宅設計でお世話になったご夫婦からの依頼です。令和2年7月豪雨で隣接する河川が氾濫し、建物含めキャンプ場内が水害に見舞われました。これは大変だと駆けつけて驚いたのは被害の大きさを上回る、ご家族のポジティブさでした。ご両親の代から20年愛されてきたキャンプ場を復活させ、さらに魅力あるものにしたいという熱い気持ちを聞けて、逆に元気をもらいました。
構想したのは、自然体に手入れされてきたこの自然環境をそのままザブンとお湯につかって享受する超自然体験。いずれは自然に同化して環境の一部となる建築。地元の素材と職人さんで実直に作り上げます。
今回、同時に進んでいるのがバンガロー棟。設計担当は 三舛正順さん。地元の木材を3D加工技術を使って組み立てるデジタルファブリケーションの取り組みです。森と生産、現場を最小の流通サイクルで繋ぐ新たな可能性があります。手で運べるサイズの部材を積み上げる構造なので、非専門家でもみんなで助け合って建設することができます。部材単位の寄付や、マンパワーの人的寄付など、色んな助け合いや社会福祉の場面にぴったりの建築になると思います。
こちらのバンガロー棟は現在クラウドファンディング中で、建設ワークショップにも参加いただけます。これは現場に立会いたいな、と感じた方には是非ご参加いただきたいと思います。
がんばれ山鳥!山鳥わっしょい!
山鳥の森キャンプ場新しい形の空間作りプロジェクトhttps://readyfor.jp/projects/yamadorinomori2020…