
たねもしかけもで設計させていただいた「山鳥の森オートキャンプ場 山鳥の湯」がウッドデザイン賞を受賞しました。
地元の小国杉を仕上げ材と構造体にふんだんに使い、温泉湯気の自然換気と南面採光など、基本に忠実に計画しました。新たな試みとして基礎コンクリートの仕上げとして「樹皮コン」を開発しました。樹皮のついたままの杉板を型枠としてコンクリートに転写する工法です。キャンプ場の施設ということもあり、自然の荒々しさや不均一さを備えた建築が似合うのではないかと考えました。結果として節や杉皮の色やケバが写り込んだ見慣れぬ不思議な仕上がりとなり、自分の中では成功したかなと感じています。