
地場材を使って身近な職人さんと作り上げた無垢な木の家
「質実剛健なまじめな家」それがお施主様のご希望でした。
里山の風景と調和するよう、軒は深く、屋根を低く抑えた重心の低いプロポーション。 地場材の小国杉を構造体、床、壁、天井、外壁とふんだんに使い、木の香りが家中を包みます。 敷地に元々建っていた茅葺き母屋の基礎石を薪スト-ブの炉壁に再生利用し、土地の記憶を継承しました。
吹抜け天井を支えるのは150×60の垂木、化粧野地パネルを現しとするためにフェノールフォーム外断熱と しました。リビングル-ムと隣接したサンル-ムはクリアパネルの屋根とし、太陽光で明るい半屋外空間 としました。
施工は分離発注方式とし、建主が主役となり、家は「買う」ものではなく、「創る」ものであるとの意識をもって、顔の見える関係のもと家づくりをすすめました。