森からはじまる家

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3匹のこぶたはそれぞれワラ、枝、レンガで家を作りました。その理由はそこに素材が有ったからというごく自然な選択でした。私も沖縄ではコンクリート、インドではレンガで作る経験をしました。

私の住む阿蘇小国町には良質な杉が豊富にあります。住民の方も杉に慣れ親しんで、自然な選択で小国の杉を使って家を作ります。今回、その自然な流れで(とはいえ普通ではなかなかない貴重なご縁です)、家に使う木材をお施主さんと山から切り出す体験をしました。当日、山に集合したのは、お施主さんをはじめ、山の管理から伐採~出荷を担う森林組合さん、製材加工をされる製材所さん、そして設計者の私。みなさんのお子さん同士が同級生という引きつけの法則!により実現しました。

70年を超える成木に楔が打たれ、ゆっくりとスローモーションの様に倒れ、大地と空気を震わせるあの伐採シーンには心が痺れます。ありがとう大切に使わせて頂きますと、そういう気持ちが自然と湧き出るのです。この日伐採して頂いた木材は部屋の中心的な柱と、台所の天板に使うことになりました。家族の集まる場所で思い出とともに大切にされることと思います。

今日も町内のどこかでこの伐採シーンが起こっています。機会があれば身近な環境で実体験することも出来ます。その体験はじんわりと余韻が残り、その後の生活での選択に良い影響を与えてくれることでしょう。日本中に広がる山に対する環境意識も、身近な裏山から感じ取ることで始まります。このような良い機会に関ることが出来てありがたく思います。

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